【前編】11/22(Sat) 岡村靖幸ライブツアー「ファイヤー」 @ 渋谷公会堂
本当は初日の六本木だけになるはずだった、今回のツアー「ファイヤー」。
とあるベイベ様のご好意でチケットをお譲りいただけることになり(しかも1階のもったいないほどいい席…!)、
奇跡的にこの日を迎えることができました。本当に感謝してもしきれません。
実は、ホールで岡村ちゃんを観るのは’12秋「SPORTS」ツアー初日in名古屋以来。
後にも先にも、私が唯一大泣きしてしまった唯一のDATE*1。(よく泣きそうにはなるけど必死に堪えてるんですw)
それが昨日、セトリだって構成だってもう知ってるのに、どうしても泣けてしまった曲がありました。
“岡村靖幸”と出会えてよかった。そんな風に思える、素晴らしい夜でした。
とりあえず、指定席って素晴らしい!なんだろう、この心のゆとりは!笑
スタンディングの殺気立った感じになれていたので、開演直前まで、お世話になったベイベ様たちと楽しくお話できたのがすごく嬉しかったです。
ブザーと共に照明が落ちて、紫に輝くカーテンが妖しく光ります。
オープニングの台詞がんばって覚えようとしたんですが、無理でした。笑
以下、断片的に聞き取れたような気がしないでもないところ↓↓
「君とキスをしたら(キャー!)問題が起きるかもしれない」
「ぼくは高級な外車なんかいらない!高級なマンションなんて住まなくていい!」
「君と苦しいほどのキスをして(キャー!)それはfire...それはfire...」
キスに過剰に反応するベイベ、いいね!(私はこういうところで爆笑してしまう。笑)
幕が開くと、そこには真っ赤なスーツにオベーションを引っさげた岡村ちゃん!かっこいい!!オーラがすごいよ!!!(魅力がすごいよ風に)
『Vegetable』のゴキゲンな感じから、『19(nineteen)』でさらにテンション上がる上がる!
ひじを曲げて横にブンブン振るキュートなダンスも健在。
間奏から2番に入った直後(「そんなに言うなら今から」あたりでホーンが鳴るとこ)、
音が鳴る瞬間、手をホーンの方にバーンって伸ばしたのが物凄くかっこよかった。
もうね、岡村ちゃんは踊る指揮者だと思ってます。シンガーソングライターダンサーコンダクター!
2曲終わったところで、「今日はね、U2を歌ってみるよ」と岡村ちゃん。
U2のカバー『I still haven't find what I'm looking for(邦題:終わりなき旅)』
初日はわからない&歌えないでうろたえて落ち着いて聴けなかったんですが、
改めて聴くと、岡村ちゃんがとても気持ちよさそうにのびのびと歌っていて素晴らしかったです。
私は岡村ちゃんが歌う洋楽(というか英語の曲?)がとても好きなんだと改めて実感。
サビ前の「歌ってみて!」に、待ってました!とばかりに一生懸命歌い返す予習済みのベイベたち*2。嗚呼、いじらしきかな…。
それを聴いて「いいよ♪」と優しく微笑む岡村ちゃん。この相思相愛感が堪らない!
明るかった照明がトーンダウンし、『カルアミルク』へ。
一言ひとこと語りかけてくれるような、しっとりと、でも力強い歌声に聞き惚れてしまいました。
六本木2DAYSの弾き語り「君といたらどこでも六本木」じゃないけど、この曲を岡村ちゃんが歌ってくれる時は、どこでも六本木な気がしてくるから不思議。
そして、『彼氏になって優しくなって』。やっぱり盛り上がりますね。というか、盛り上がらざるを得ない!
出だしから会場全体でサビを大合唱!そして、すでに時々歌わなくなる岡村ちゃん*3!笑
『ビバナミダ』『愛おしゃ』を初めてライブでやった時も感じたけれど、岡村ちゃんの新曲を聴ける&みんなで歌えるってこんなに幸せなことなんだと。
嬉しさ幸せを噛み締めながら歌いました。
P.S.やはり、マンダリンはかじらずに絞りたいみたいです。
大人なエロさ溢れる『いじわる』を堪能した後は、恒例の『ア・チ・チ・チ』メドレー。
渋谷のベイベ?渋公ベイベ?
今日は伝えたいことがいくつかあって、言わないでおこうかと思ったんだけど、渋谷公会堂がなくなる*4って聞いて…レツゴー!!!
時事ネタ!数年後には、この日のMCで白石さんが口走っていた「OYピーチホール」がお目見えするかも…(たぶんしない)
再びの『Vegetable』で軽快にオベーションをかき鳴らすと、『聖書』では会場のベイベを次々に悩殺。
この曲と曲の濃淡というかギャップというか…次々に変わる靖幸から本当に目が離せません!
バンドの演奏タイムを挟んで、白シャツにブルーのネクタイで再登場。
『愛はおしゃれじゃない』のイントロに沸き立つ会場。岡村ちゃんもベイベもみんなニッコニコですよ。何この幸せ空間!
ポップでキャッチーな曲ながら、岡村ちゃんなりにメロディーにアレンジをつけて歌ってる箇所がいくつもあって、ライブで聴くのが楽しみな曲のひとつ。
「飛ばされちゃいそうな風の日も♪」のところで、強風にあおられて後ろに下がるパントマイムダンスお見事!
あと後半、「モテたいぜ君にだけに♪」と歌った後、「知ってた?知ってたの?」と尋ねる岡村ちゃんが可愛すぎて…!
と思ったら、『ビバナミダ』でかっこよくポーズを決めまくる岡村ちゃん。よっ!ギャップ人!
もうその一体一体をフィギュアにして永久に保存しておきたいレベル。ジョジョ立ちをも超える造形美がここにはあるのです。
『イケナイコトカイ』では、歌う直前まで歓声がするので気になっていたら、いつもは全然間違わないところでモニョってしまった岡村さん。
でも、その後の歌で思いっきり挽回してくれました。全力でバラードを歌うあなたが、本当にすてき。
ジャズ風アレンジの『5!!モンキー』では久しぶりに煙草をくゆらす姿を目撃。エアーたばこなのにえらい画になる。そのままトレンチコート着せたいぐらい。
あと、リズムに合わせた横ステップも華麗に決まってました。岡村ちゃんのリズム感、歌っても踊っても素晴らしい!
(初日から『アルファイン』が抜けて)『ターザン ボーイ』へ。
最新型の岡村ちゃんも大好きだし、今まで岡村ちゃんが作り上げてきた宝物のような曲たちも大好きなんです。
<MC>
渋谷パルコで開催中のナンシー関展『顔面遊園地』のチラシを取り出す白石さん。
そういえばあそこに…と最前列でナンシーデザインTシャツをお召しになった男性をご指名。
なんとステージ上に呼び寄せ、「岡村さんに実際に触って風合いを確かめていただきましょう」と白石さん。
せ、攻めてる…!のっけからめちゃくちゃ攻めてるぞ白石さん!!!(いいぞーもっとやれー!)
当の男性いわく、Tシャツを触った岡村様は一言「良いですね」と仰ったそう。
全ベイベの羨望を一挙に受けた奇跡のお方、本当におめでとうございました。
いいないいなーなんて思っていると、私たちに着席を勧める白石さん。
「どうです?こうやって座っていると、まるでテーブルを挟んで岡村さんと喫茶店にいるみたいじゃないですか?」
なんだその素敵な妄想!さすが白石さん、久保ミツロウさんの妄想漫画内で岡村ちゃんとお茶してただけのことはあります。
そして、この日は攻めの白石さん「岡村さん、もしよろしければでいいんですが、何か飲む?みたいに訊いてもらってもいいですか?」
もちろん頑なに拒む岡村ちゃん。それでも「もしよろしければ!」と言いながら必死に食い下がる白石さん。祈る観客たち。
「これが最後だよ」と言い残し、彼はついに発したのです。
岡村ちゃん「なんか飲む?」(声のトーン高め、小首をかしげながら)
観客「きゃあああああーーーーーー!!!!!!!」
白石さん「もぉ!ちゃんと何飲むか注文しないとー!笑」
歴史的瞬間に立ち会ってしまいました。注文どころじゃない!岡村ちゃんがしゃべったーーーー!!!!(喋らされたとも言う)
白石さん、本当にありがとうございました。もう気持ちの上では、あなたのいらっしゃる方角に足を向けて眠れません。
興奮冷めやらぬまま、メンバー紹介。そして、早稲田でも六本木でも白石さんのコールで始まっていたあの曲。
やっぱりあなたの名前を、ここにいるみんなで叫びたい。
「オン ボーカル、岡村」
「「「靖幸ーーー!!!!!」」」
『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』
泣くつもりはなかったのに、お隣のベイベ様が涙している気配を感じたらもうだめでした。もうほとんどもらい泣き状態。
私は、ずっとずっと“岡村靖幸”を応援してきた方たちを、心から尊敬していて。
目の前のキラキラ輝く岡村ちゃんは、この方たちの愛にずっと支えられていたんだと思うと、本当に感謝したい気持ちでいっぱいになるんです。
幸せな気持ちをそのままに、『だいすき』で腹の底から\だいっすき!/と叫び(可愛くないw)、第一幕が終了。
【後編】に続きます。