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この娘、無我夢中につき。

【前編】11/19(Wed) 岡村靖幸ライブツアー「ファイヤー」 @ EX THEATER ROPPONGI

“電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ いますぐおいでよ
仲なおりしたいんだ もう一度 カルアミルクで”
 
彼の代表曲『カルアミルク』の、有名すぎる一節です。
24年の時を越えて、六本木で岡村ちゃんに会える。
そんな夢のような夜のこと、忘れないうちに書き残しておきます。
 

 


整理番号が早かったため、2列目を確保。
この日は空調の関係かやけに荒ぶるカーテン。笑
ふわふわ膨らむ白いカーテンをボーっと見つめていると、ふいに暗くなる会場。
 
すると、天から降ってくるような岡村ちゃんの声が・・・!!!
情けないことに動揺しすぎて内容をほぼ覚えていません!(どーん)
昨年の秋ツアー「アイボリー」を髣髴とさせる雰囲気を帯びながら、
その内容は情熱的に求愛する『聖書 -バイブル-』チックな感じ。だったはず。(ダメレポ)
最後に色っぽく、かつ完璧すぎる発音で「Fire...」と繰り返し呟く岡村ちゃん
岡村靖幸 ライブツアー2014「ファイヤー」の幕開けです。
 
1. Vegetable
カーテンが開くと、そこには真っ赤なスーツに身を包んだ岡村ちゃん
スタートはまさかの「Vegetable」!さっきまでの妖艶な雰囲気から、一気にはじける会場。

最近メドレーでばっかり聴いていたので、フルで聴くとなんだか新鮮。
黄色い歓声に包まれながら、オベーションをかき鳴らす姿からはゆらめくオーラが見えるほど格好よかった!
 
2. 19(nineteen)
 楽しい雰囲気そのままに、お次は「19(nineteen)」に突入!
アレンジはいつものエチケットver.だったはず。ベイベのコール&レスポンスもばっちり!
ノリノリで踊りまくる岡村ちゃんが超キュート。
 
3. U2カバー「I Still haven`t found What I`m looking for」
U2を歌ってあげるよ...」と囁いて始まったこの曲。
恥ずかしながら聞き覚えはあるものの、歌詞がまったくわからず…。
岡村ちゃんの「歌って!」に応えられず申し訳なかったので、次回DATEでのリベンジを誓った次第。
 
U2 - I Still haven`t found What I`m looking for(邦題:終わりなき旅)

U2-I Still haven`t found What I`m looking for - YouTube
 

その場ではどうしてこの曲?と思ったのですが、
歌詞を調べたところ
“Burning like a fire/This burning inside her”
とちゃんとツアータイトル「ファイヤー」と繋がっていたことを発見。
“でも、僕はまだ探しているものを見つけていないんだ”
今半のエピソードしかり*1岡村ちゃんは驚くほど謙虚で、そして貪欲。
いつも何かを追い求め、もがきながらも輝いている姿に、私は本当に勇気付けられるんです。
 
イントロがなった瞬間、心なしかいつもより色めきたったベイベの声が響きました。
岡村ちゃんの歌声はとても伸びがあって、私たちの心にそっと寄り添うかのように迫ってきます。
 
私が初めてこの曲を聴いた時は、六本木なんて行ったこともなければ、カルアミルクなんて名前のお酒があることすら知らなくて。
岡村ちゃんがDATEで歌ってくれる度に、どんどん好きになっていった曲です。
きっとこの場にいる一人一人に、自分だけの「カルアミルク」とその思い出がある。
今日という日に六本木でこの曲を聴けたこと、一生忘れないと思います。

5. 彼氏になって優しくなって
待ってました!新曲「彼氏になって優しくなって」!!!
C&Rはサビ(全部でいいのかな?)とBメロの「ねぇ触って(わかって)/そう触って(わかって)」の部分。
サビは繰り返しなので、ライブに行かれる皆さんはぜひ覚えて行って一緒に歌いましょう♪
 
CDで聴いたときも思ったけど、とにかくメロディーも構成も演奏もめちゃくちゃ格好いい!!!
間奏のベースも生で聴けて鳥肌モンです。オカムラズ最高だぜ!!
圧倒的なリズム感でAメロを歌いこなす岡村ちゃん
ちょいちょい歌詞が違うので気になったものの(1番Aメロの「あんなにもがいてた」→「あんなに困ってた」)、
2番で「マンダリン絞って」と歌いながら、片手でグリンとオレンジを絞る動作をしてたのであれは確信犯だと思いました。
「前が見えない」の時は、手を前に伸ばしてて見えないダンス。かっこいい曲なのにいちいち可愛い動き!ずるい!笑

6. いじわる
例の如く、アレンジが効きすぎて何の曲かわからない現象が発生。正解は「いじわる」!キターーー!!!
早稲田祭に引き続き、ダンサーが「チャックで止まんなーい!」って言うver.です。
一回、シュンさんに差し出したマイクの位置が高すぎて、めっちゃ顔に当たりそうになってました。あぶないよ、岡村ちゃん!笑
\Hey!Hey!/に合わせて、目の前でガンガン腰を振る岡村ちゃんに赤面。
何度も指をなめ、そして下に手を伸ばす岡村ちゃんを見て、さすが大人の街・六本木…!と戦慄した次第です。

7~9. ア・チ・チ・チ~Vegetable~聖書(バイブル)
イントロの振り付けバッチリ&ダンサーときれいにシンクロしてました。早稲田祭のリベンジやったね!
「六本木ベイベ?六本木で会えて嬉しいぜ。なんで嬉しいかっていうと理由があって…レツゴー!!!」
理由なに!!!笑 やっぱり岡村ちゃんにとっても六本木って場所が特別なんだなぁと実感した瞬間でした。
最初フルでやったからこれはメドレーじゃないじゃ!?と思いきや、ちゃんといつものメドレーでした。笑
短めに「Vegetable」をやった後は、「聖書(バイブル)」へ。
ホーン隊のお二人が超絶かっこよかったです。
 
オカムラズによるインストタイム>
情熱的なジャズっぽい音楽でめちゃめちゃかっこいい!!!
個人的にはエチケット以降一番好みかもしれない。
音楽的な知識に乏しくうまいこと表現できないのですが、譬えるならチック・コリアの「スペイン」風。
とにかくおしゃれで踊れる感じ。それぞれのソロも素敵でございました。

10. 愛はおしゃれじゃない
この曲のイントロ、爽やかなギターの音色を聴くと本当に胸が躍ります。
伸ばした手を頭上で叩きつつ、手拍子を促す岡村ちゃん
Aメロ出だし「カーテン開くようにスカート脱がしたい」のところでガッツリ目が合った気がして赤面。
(あとで隣にいた妹に確認したところ、「うんうん、見られてたね」とのこと。やったー!)
ラスト、センターマイク付近で高速ターンを決めた岡村ちゃん
すると、なんと!きらめく汗とともに大切なメガネが吹っ飛んでしまいました。
どうするどうなる岡村ちゃん!?と見守っていると、素早く拾ったメガネをかけ直しながら上手側に歩いてきます。
この時一回しっかりかけ直したのに、わざと桃屋よろしく下にズラして歌い始めた岡村ちゃん
なんだその可愛い照れ隠しは…!!と一人悶絶してしまいました。

11. ビバナミダ
スペース☆ダンディver.のアレンジ。イントロのセンターで1列に重なってやるおなじみのダンスからスタート。
「ミニ履く子」のところで、手を太ももに当ててミニ丈を再現。膝上約20センチ…み、短すぎる!笑
音に合わせてビシッ!ビシッ!とポーズを決めてく岡村ちゃん、最高にかっこいい!!

12. イケナイコトカイ
熱狂する会場が水を打ったかのような静けさに…。
「二度とはもう離したくない」と何度も歌う岡村ちゃんのせつなくて切実な響きにグッときました。
 
13. 5!!モンキー
以前もやっていた、ジャジーなアレンジ。

14.アルファ イン
『エチケット』ver. 雷の音が響いた時、うつむく岡村ちゃんが大粒の雨に打たれてるように錯覚した。

15. ターザン ボーイ
陰鬱とした雰囲気を振り払うかのように鳴り始めたイントロに思わず「!!!!!」
嬉しすぎて思わず目を真ん丸にして声にならない悲鳴をあげていたら、
岡村ちゃんがこっちに顔を向けてにっこり微笑むもんだから、なんだか泣きそうになってしまいました。
中学生の時からずっと聴いている曲、大好きな曲のひとつ。
今でもよく聴いている曲なのに、ほぼ原曲そのままアレンジに胸を鷲掴みされた。
一緒に来ていた、DATE初体験の妹は「私の一番好きな曲だ!」と大興奮。
姉妹で並んで\ワーオワーオワオワオ!/ と大合唱。岡村ちゃん、すてきなサプライズをありがとう。
 
<MC>
この日の白石さん、喋る喋る!のっけからマイクをもってステージ最前まで歩いてくるっていう。笑
ベイベを煽った後は、男女問わず岡村ちゃんへの愛を思う存分叫ぶ時間が与えられました。
そして、百世さんデザインのTシャツの宣伝からの、岡村ちゃんTシャツマニア話。
「事務所宛てに送ったら着てもらえるかも?宛先はこちら♪」とまさかのTシャツ募集(?)笑
そして、ちょこんと座って休憩する岡村ちゃんにガンガン攻め込む白石さん。
上層部からの命令で大きくならないと言われていたスポットライトが一瞬大きくなり、岡村ちゃんのはにかみ笑顔が…♡
ただ、あんまりしつこいので、しまいには「来ないでー!」って感じで伸ばした手で突っぱねられる始末。笑
メンバー紹介から、白石さんの「オン ボーカル 岡村靖幸ー!」のあの曲へ。

16. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
何度聴いても胸が高鳴るオベーションが奏でるメロディー。
そして、岡村ちゃんの誇らしげでやさしい笑顔。
ステージの上からはどんな景色が見えてるんだろう?
きっと今みんなとびっきりの笑顔なんだろうなぁ。
青春って1, 2, 3 ジャンプ!

17. だいすき
そして、鉄板の流れで「だいすき」。
ニッコニコではじける岡村ちゃん。もう、だいすき!!!
さっきのMCの時間では恥ずかしくて叫べなかった私も、
曲に乗じて思いっきり\だいすっき!/と岡村ちゃんへの愛を歌います。
 \うたーうよーー♪/では「OK、100点!」
一人一人を見つめながら、時々手を振りながら、
最後は「どうもありがとうございっ!*2」と叫んで去っていく岡村ちゃん
 
第一幕、終了。【後編】につづく…。

*1:ライブ映像作品『むこうみずでいじらしくて』にてTV Bros.編集部・前田隆弘氏が書いた「デートと、AVと、今半と」参照。ライブ後、前田氏との会話の中で“今半”の意味を知ってるか尋ねた後、「まだまだ、道半ばですよ」と笑顔で答えた岡村ちゃん。このエピソード、よくぞ文章に書き残してくださった。

*2:勢いはいいのに言いきれてない、そんなところもだいすき!