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この娘、無我夢中につき。

【前編】11/22(Sat) 岡村靖幸ライブツアー「ファイヤー」 @ 渋谷公会堂

本当は初日の六本木だけになるはずだった、今回のツアー「ファイヤー」。

とあるベイベ様のご好意でチケットをお譲りいただけることになり(しかも1階のもったいないほどいい席…!)、

奇跡的にこの日を迎えることができました。本当に感謝してもしきれません。

実は、ホールで岡村ちゃんを観るのは’12秋「SPORTS」ツアー初日in名古屋以来。

後にも先にも、私が唯一大泣きしてしまった唯一のDATE*1。(よく泣きそうにはなるけど必死に堪えてるんですw)

それが昨日、セトリだって構成だってもう知ってるのに、どうしても泣けてしまった曲がありました。

岡村靖幸”と出会えてよかった。そんな風に思える、素晴らしい夜でした。

*1:ダブルアンコールのバラードで『真夜中のサイクリング』のイントロが流れた時、斜め前方にいた男性の「やべぇ、嬉しい…!」という静かな叫びに涙腺崩壊。曲中ずっと泣いてた。

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【前編】11/19(Wed) 岡村靖幸ライブツアー「ファイヤー」 @ EX THEATER ROPPONGI

“電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ いますぐおいでよ
仲なおりしたいんだ もう一度 カルアミルクで”
 
彼の代表曲『カルアミルク』の、有名すぎる一節です。
24年の時を越えて、六本木で岡村ちゃんに会える。
そんな夢のような夜のこと、忘れないうちに書き残しておきます。
 

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11/2(Sun) 岡村靖幸「4限に君とまちあわせ」 @ 早稲田祭

ちょっと想像してみてください。
あなたが人生で一番の青春を過ごした地に、
“だいすき”な人がやってくる奇跡のような幸せを。

岡村靖幸早稲田祭出演」のニュースを聞いた瞬間は
心臓が飛び出るくらいにビックリしたし、すでに泣きそうでした。
早稲田大学は私の母校、戸山キャンパスは私が4年間過ごした思い出の地、
早稲田祭はサークルに熱中していた私にとって夢の舞台で、今も恋焦がれる空間。

ちなみに、今回会場となった戸山キャンパス 記念会堂は、
大学の入学式・卒業式、ふだんは体育会系の部活や授業が行われる、だだっ広い体育館。
早稲田祭では例年プロのアーティストを招いてのライブが催されるものの、
まさか、あの岡村靖幸早稲田祭に来て、ライブをするだなんて…!!
大学生のころの私はまだファンにすらなっていなかったけれど、
iPodから時々流れてくる岡村ちゃんの曲を「懐かしいな」と思って聴いていました*1

あの頃の私も、今の私も想像しえなかった奇跡が起ころうとしていました。

岡村ちゃんが、早稲田にやってくる”


1.愛はおしゃれじゃない
私たちの胸の高まりを集めたかのような音が響き、イントロと同時に黄色い歓声。
上手側から、スーツに身を包んで現れた彼を見て、すでに涙がこぼれそうでした。
センターマイクの前に立ち、会場を見渡し、微笑んだ彼を見て思ったのは、
(あぁ、“岡村靖幸”って本当にいるんだ…)
奇しくも、初めて岡村ちゃんを見た時最初に思ったこととまったく同じ。
岡村ちゃんのライブも気づけば10回以上行っているのですが、なぜか思わず初心に返ってしまったという…。
目の前に岡村ちゃんがいて、これからDATEが始まる。
こんなに幸せな瞬間、そうはないもの。

早稲田DATEが決まった瞬間に【「早稲田ベイべ」って言ってくれたら嬉しくて泣く!】とツイートしていたんですが、
まさかの1曲目の愛おしゃ中に早速いただきました、「早稲田のベイべ!」
はーーーい!!!!(心の中で泣きながら)
これ以降も「早稲田!」「早稲田ベイべ!」と早稲田を連呼してくれて感無量でした。わたし早稲田に入ってよかった。←

1曲目から岡村ちゃん自身とても楽しそうで、手を振ったりご機嫌そう。めっちゃニコニコしてたのが印象的。
メロディーやアレンジもさることながら、サビを岡村ちゃん・ベイべで一緒に歌える『愛はおしゃれじゃない』、改めて名曲だな、と。
「モテたいぜ君だけに〜♪」と歌った後、「みんなもそうでしょ?」と岡村ちゃん
ラストの「愛はおしゃれじゃない」リフレインもノリノリで熱唱してて素晴らしかった!


2.ビバナミダ
冒頭にアニメ「スペース☆ダンディ」のセリフが入った、あのかっこいいアレンジ。
男性ダンサー2人が登場、センターで音に合わせてポージングする岡村ちゃんのカッコいいこと…!
私の中ではツアー〜フェスで定番の流れだったものの、
さわやかに歌い上げる1曲目とのギャップに毎度のことながらドキッとさせられます。
今宵もダンスがキレッキレの岡村ちゃん!ダンサーお二人も相変わらずかっこいい!

Aメロ終わりで「早稲田ベイべ!」「歌って!」と呼びかけるも、ベイべ側ちょっと声量少なめ。
Bメロ「我らにとって人生は〜」「悩み事あるんじゃない?〜」もしっかり歌わざるを得ない岡村ちゃん。笑
サビの「ナミダ ナミダ」は片手で目の下スライドさせる軽めの振り*2
それにしても、ここ本当に記念会堂?って疑いたくなるほど、完璧でかっこいいサウンド。
野外フェスでも大学の体育館でもダンスフロアーに変えちゃう、オカムラズバンドってば本当にすごい集団だ!!!


3.カルアミルク
聴き慣れた/聞き覚えのあるイントロに、静かに湧く観客。
私が今回連れ立った学生時代からの友人も「(岡村ちゃんは知らなかったけど)この曲だったら知ってる!」と言うほど有名な曲。
客席を見つめながら、一節一節大事そうに歌う岡村ちゃん。私もひとつひとつの言葉に頷くように聴き入ります。
ラストの“ハーイハーイハイハイハイ”のコーラスの中
「ベイべ〜♪」「会いたかったぜ〜!」「みんなもそうだろ〜?」
ここまではいつも通り。次の一言で

「俺も早稲田に来れてよかったぜ〜!!」

お、お、お、岡村ちゃーーーん!!!!!(感動で震えながら)

「だって…」

だって…?だってなんなの岡村ちゃん!?

「俺は靖幸ちゃんだぜーーーー!!!!」

はい、最終的にいつも通り!笑
ベイべ大歓声!!一段と大きくなるコーラスの合唱。
ラスト、両手を胸の前で合わせて軽くおじぎ、その後深々とおじぎ。心からの拍手。

彼は今現在ライブでのMCを一切しないけれど、こうやって曲の中で自分の気持ちをまっすぐ伝えてくれるんです。
だからこそ、「早稲田に来れてよかった」は響いた。とても響いた。
岡村ちゃん、早稲田に来てくれてありがとう。あなたにここで会えてよかった。


4.いじわる
「次はちょっとファンキーなやついくよ!」と岡村ちゃん
何がくるかと思いきや、歌い出したのは『いじわる』!!!!!
個人的にめっちゃ好きな曲ながら、なんとなく学園祭では歌わないと思ってたけど、さすが!よくぞ歌ってくれました!
バージョンとしては、男ダンサーが「チャックで止まんなーい!」って言うやつです。(説明下手)
エチケットのスピード感のあるアレンジも好きだけど、このちょっと余裕ありげなアレンジも大好きです。
それにしても、岡村ちゃん、めちゃくちゃ色っぽかったなぁ…。
\Hey!Hey!/に合わせて腰ガンガン振ってる岡村ちゃんを見て、いい意味で眩暈がしました。
歌が終わるとひたすらに色っぽい声であえぐ岡村ちゃんを見て、いい意味でめm(ry
あとラスト手前、おろした片手でセンターマイクの下を色っぽく触ったのを私は見逃しませんでしたよ!(誰)
学園祭だからと油断していた私を気持ちよく裏切る、大人の選曲でした。最高。


5.ア・チ・チ・チ 〜 6.Vegetable
最初のダンス、カウントがわからなくなったのか両側のダンサーとなかなかシンクロしない岡村ちゃん
不安そうにキョロキョロしながらフワッと踊る姿はある意味新鮮。笑
でも、曲が始まるといつも通りかっこいい岡村ちゃん
そして、注目の語り部分は、

「早稲田の学生諸君!今日は伝えたいことがあります!
僕だって難しい試験とか受けずに、一芸とかで入りた…レツゴー!!!」

岡村ちゃん的“学注”にベイべ爆笑&大歓声!
そんなに大学生になってみたかったんだね、岡村ちゃん…!
そのままオベーションを掻き鳴らしながら、Vegetableに突入。鉄板ですね。


7.聖書
ベースの重低音で妖しげなイントロで始まったこの曲。
女性ベイべの色めきたった歓声が響きます。
上手下手に歩いていき、視線をベイべにロックオンして歌う様がかっこいい。
間奏でターンした時、暗めの照明の中、汗がパッと舞ったのが見えました。そう、ここまでまさにノンストップ。
それでも歌にダンスに全力な岡村ちゃんの姿に、えらくグッと来た瞬間でした。


8.Super Girl
ハッピーなメロディーと岡村ちゃんの満面の笑顔で始まった『Super Girl』。
これも本当に大大大好きな、学生当時も聴いてた思い出の曲。

「早稲田のみんな!本当のダンスチャンスロマンスは自分たちひとりひとり次第!」
「個人の努力次第、実力次第なんだよ!わかる?」
「肉体的に表現するとこんな感じ!(激しくダンス)」

“本当のダンスチャンスロマンス”について、言葉と身体で一生懸命伝えてくれる岡村先生に感動。
この曲で、こんなに「努力」「実力」って言葉を聞いたのは初めてかも。
岡村ちゃん、早稲田に集った若者に伝えたいことがいっぱいあるんだね。楽しみつつも、噛みしめながら聴いてしまいました。
そして、定番になりつつある側転もぶじ成功!何度見てもおもしろ(ry
本当のダンスもチャンスもロマンスも、岡村ちゃんが体現してくれてるんだ!


<MC>

白石さんの「みなさん、祭ってますかーーー!!!」の煽りで始まったMCタイム。
いつもはドラムの前にチョコンと座る岡村ちゃんは、なぜか立ちながら休憩。
執拗にメガネを拭いていたけど、それって近くにある加湿器で曇ってるんじゃ…?笑

ちなみに、白石さんは大学3年の時、昼・夜それぞれのコンビニバイトを掛け持ちした結果、
単位をすべて落とし、翌4年は6時限までみっちりの小学生並みの時間割だったという大学時代の話を披露。笑
早稲田大学の学生さん、もしくはOB・OGの方どれくらいいらっしゃいますかー?」と呼び掛けられ、
元気よく手を挙げたものの、実際はそんなにいなかったそう。
まぁ現役の学生は自分たちの活動で精いっぱいだものね。(私もサークルやってた時は見たことなかった)
でも、この日岡村ちゃんのライブを観られた学生は本当に幸せ者だと思います。

実は、おととし2008年の早稲田祭に偶然立ち寄った白石さんと岡村ちゃん
早大グッズを売っている屋台を見つけ、岡村ちゃん、えんじ色の早稲田パーカーをご購入。
大きめサイズを購入したらえらくデカくて、早稲田の学生はどれだけ大きいんだ!となったというオチでした。
白石さんが「岡村さんにぜひそのパーカーを持ってきてくださいとお願いしていたんですけど、岡村さん今日そのパーカー持って…」
と訊きかけたところ、ものすごい無表情のまま短く首をブルっと振るう岡村ちゃん。こわいよ!笑
その後はいくらパーカーの話をされても無反応。このお方のON/OFFスイッチの切り替えはすごい。
いつものように順番にメンバー紹介。そして、白石さんの「岡村 靖幸ー!」のコールとともにあの曲へ…。


9.あの娘ぼくがロングシュートを決めたらどんな顔するだろう
オベーションで掻き鳴らされるあのイントロは、何度聴いても鳥肌が立ちます。
この時、会場を見渡す岡村ちゃんのやさしい表情が本当に大好きです。

「寂しくて悲しくてつらいことばかりならば あきらめてかまわない
大事なことはそんなんじゃない」

悲しくてつらくて、とあることを諦めてしまったばかりの私。
この歌詞がいつも以上に心に響いて、涙を堪えながら聴いていました。
それまでずっと「諦めていいよ、大丈夫」と諦めを肯定しているように聞こえていたこの歌詞が、
大きなことを諦めた今は、「じゃあ、大事なことってなんだと思う?」と訊かれているように感じたんです。
青春の地でジャンプしながら、私はそんなことを考えていました。
岡村ちゃんの音楽を聴き始めて10年あまり、今でも聴くといろいろなことを思います。
だから、私はこの人の音楽がだいすきで堪らないんです。


10.だいすき
ラストはもちろんこの曲。多幸感あふれるメロディーと裏腹に、DATEの終わりを感じてちょっと切ない気持ちに。
それを吹き飛ばすように、ニッコリ笑いながら全力で歌う岡村ちゃん
そして、これは気のせいや妄想だと言われても構わない!
1番の「ねぇ三週間ハネムーンのふりをして旅に出よう」は私の目を見て歌ってくれたんです!(錯乱)
(でもね、本当にそう思うくらい岡村ちゃんはひとりひとりを見つめて歌ってくれるんですよ)

岡村ちゃん 「女の〜子のために今日は」
早稲田ベイべ「「「うたーーーうよーーー♪」」」
岡村ちゃん 「100点満点!(手でOKマーク使って超絶スマイル)」

をド正面でやられた時の破壊力たるや!!!私たちこそ、だいすきです!!!!
「んーーーっあ!!」と声が漏れるほどの熱烈投げキッスを残して、「どうもありがとう!」と去っていく岡村ちゃんに、この日一番の歓声と拍手が送られました。


11.弾き語り「早稲田ベイべ」
岡村ちゃん退場後、湧きおこるアンコールの手拍子。
(いやいや、ツアーじゃないしやらないでしょ…てか、たぶんめっちゃ時間押してるし…。)
と思っていたら、まさかの上手側よりエレピ登場。
え、うそ、弾き語り?弾き語っちゃうの!!!???
混乱していると、会場の照明がついてさらに混乱。
そうこうしていると、着替えた岡村ちゃんがスタスタと登場、着席。
あぁ、弾き語りが始まる…!!!!(歓喜)

内容は必死に覚えようと思ったもののうろ覚え…。↓↓

“早稲田のベイベ 愛してるぜ
最近君はどんな調子だい?
いい感じかい?それとも、ちょっとブルーなのかい?

実は僕もちょっとブルーなのさ
昔は君とキャンパスライフを送りながら
音楽サークルに入って音楽活動したり
その中で男女の関係になったり
ギターもピアノも弾けるからモテちゃったりしてさ
楽しいキャンパスライフを送りたかったのさ

でも、今でもそれを諦めてはいないぜ
難しい試験なしで一芸入試とかで入学出来るの知ってるんだぜ
キャンパスライフ キャンパスライフおくりたーい
キャンパスライフ キャンパスラーーーーイフッ(ジャンッ)”


岡村ちゃんのキャンパスライフへの憧れがハンパないことを知った今日。
個人的にツボだったのは、「モテちゃったりしてさ」の後、
髪を横に撫でつけながらのキメ顔!もちろんベイべからは黄色い歓声。
それに応えるようにもう1回同じ動作をしてて、
いやいや今日どこまで機嫌いいんだ!と笑ってしまいました。

序盤、まさかの照明がついたままの弾き語りスタート。
途中からまた照明が落ちてピンスポが当たりだしたけど、
そこまでして演りたかった弾き語り。
早稲田ベイべとしてしっかりと受け止めました。


早稲田×最前列フィルターがかかってるかもしれませんが、私史上最高のDATEになりました。
岡村ちゃん、素晴らしい早稲田DATEを本当にありがとう!!!
青春をめいいっぱい過ごして楽しみつくしたはずのこの場所で、
またひとつ最高の思い出ができました。
岡村ちゃん、あなたは私の青春です。これまでも、これからも。

*1:詳しくは、昔の記事「わたしと岡村ちゃん 第3話」をご参照ください

*2:初期は笑わせようとしてる!?ってくらい、膝入れてかなり大きい動きで泣いてたはず。

【前編】10/16(Wed) 岡村靖幸 プチツアー「アイボリー」@SHIBUYA-AX

「わたしと岡村ちゃん」が大いに中途半端な状態になっていますが、
記憶が薄れないうちにあの素晴らしいライブを記録に残したいと思います。
自分のつたない記憶力と文章力によるレポなので、
間違いや記憶違い等々ありましたらごめんなさい。
ネタバレ大いにありです。気をつけて開いてくださいませ↓↓

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